青森県五所川原市の北部にある金木町。それほど大きな町ではありませんが、太宰治の生まれた地として有名です。現在では台湾からの観光客など海外からも訪れることがあるのだとか。
ちなみに私は太宰作品をほとんど読んだことありません…
太宰の生家斜陽館のすぐ近くには金木町の観光物産館マディニーがあり、ここには太宰グッズやこのラーメンのように太宰が好きだったものが使われたメニューがたくさんあります。
金木観光物産館「マディニー」 青森県五所川原市金木町朝日山
太宰が好んだと言う根曲がり竹
太宰らうめん
太宰治が6月ごろ金木に帰るとき、根曲がり竹とわかめの入った若竹汁を楽しみにしていた。それをアレンジして、太宰らうめんとしました。
根曲がり竹は青森では一般的な山の食材ですが全国的ではないのかな?よくわかりませんが、孟宗竹の方が一般的なのかな。
青森に住んでる人の多くは「たけのこ!」と言うとこの根曲がり竹のことを言います。ぶっとい孟宗竹ではなくてね。
私も小さい頃からこの根曲がり竹しか見たことなくて、孟宗竹をみると不気味に感じたものです。
孟宗竹よりも根曲がり竹の方が青森では一般的で、ふだん口にするのも根曲がり竹が多い。我が家の場合なので他はどうかわかんないです。
そして太宰も好きだったらしい根曲がり竹。そしてわかめも好んだらいいこの2つの組み合わせで作られた「太宰らうめん」をぜひとも食べてみてほしいですね。
太宰の生家「斜陽館」巨大な屋敷でビビります。
太宰治が生まれ、今は太宰治記念館「斜陽館」としてさまざまな太宰に関する歴史を知ることができる建物があります。
太宰はとてもお金持ちの家に生まれたそうです。青森県では当時四番目のお金持ちだったとか。昔は銀行も持っていたというのでそりゃ金持ちですよね。
この斜陽館も相当な豪邸でこんな家に住んでる人ってどんな生活なんだろうと気になるところですが、太宰の作品を読んだことがある方はわかると思いますが、11人兄弟で10番目だった太宰はそれほど裕福な生活は送っていなかったようです。
この斜陽館の1階のリビング的なお部屋には身分階級を表すような段差もあり家の主人や長男とそのほかの人との格差があったようです。
そんな太宰ですが、一人遊びが好きだったようで、お気に入りな場所が蔵の前の階段だったとか。ほんの3〜4段しかない階段ですがそこでいつも遊んでいたそうです。
そのお気に入りの階段の前には、著名な方が作られたという太宰のミニ像があります。著名な!と言いながら誰なのか忘れました…(汗)
屋敷の中はほんと相当な金持ちだったんだろうな…と感じるものばかり。
巨大な仏壇もありかなりビビります。
とは言え、太宰が裕福な生活をしていたかと言うとそうではなく、お兄さんに金を貸して欲しいと言った手紙のレプリカも飾られています。
芥川賞を取れれば金が入るから、それまで金を貸してほしい的なことが書かれてました。
じっくりこの斜陽館を見学していると人間的な部分がとても感じられて興味をそそられます。
冒頭にも書いたように太宰作品をほとんど読んだことなくて、太宰についてもあまり詳しくないので、これからいろいろ読もうかと思っています。
太宰らうめんから斜陽館の話になりましたがなかなか魅力的な地域のこのマディニー近辺に遊びに行ってほしいですね。
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