久しぶりにお昼はおいしいトンカツが食べたいな〜と家族でとんかつ亜希に行ったのですが、衝撃的な張り紙がありました。
『閉店のおしらせ〜55年の感謝!!〜』
ん!?え???となる内容ですよね。
じっくり読んでみると昭和41年に開店しているという歴史の長さと、お客様への感謝。
そして、新町がもっと盛り上がる場所であって欲しいという願いが書かれていました。
お店の方の地域への愛情とお客様へ向き合う気持ちの真摯さがこれまでこのお店が愛されている理由なんだなと感じます。
もちろん味もお店の雰囲気も接客もレベル高いという点もあるでしょうね。
とんかつ亜希の閉店の理由は?
地域に愛されていた『とんかつ亜希』が閉店せざるを得ない状況となっているのはなぜだろう?とやはり考えてしまいます。
お店の方がご高齢でお店を閉じるというパターンも最近はよく聞くのでその線も捨てきれませんが、このご時世で考えるとコロナウイルス感染拡大による影響が大きいように思います。
お店の方と常連さんのお話が聞こえてきました。
私がメニューを見てオーダーしようとしている頃に入ってきたお客さん。
暖簾をくぐるなり、店主に『おう!』と声をかけてカウンターに座りました。
この時点で『あ、常連さんなんだな』と誰しも思うはずです。
その後もカウンターで店主や他のスタッフと色々と話をされていましたが、チラッと聞こえてきたのが閉店についてのお話でした。
コロナ禍で客足が減っていたり、材料の高騰化などもあるようですが、自治体からの補助金などの手続きがなかなか手間取っているというようなお話でした。
書き直したり、再申請したり、何度もやっているうちに疲れてしまって諦めたという話に聞こえました。どのくらいお店存続と関係性があったのかは聞こえてきた話だけでは分かりかねますが、そう言ったこともあるんだろうなと思います。
平日の日中は県庁も近いですし、お客さんは比較的入っていると思っていましたが店舗もだいぶ古くなってきているのでその辺の改修費用とかいろいろあるのかもしれませんね。
トンカツ屋さんだから最後は『とんかつ定食ロース』で。
そんな話を聞きながらもしかしたら最後になるかもしれない『とんかつ亜希』でのオーダーは納得いくものにしたかったので普段食べている豚丼やポークソテーやハンバーグなどなど迷いに迷いましたが、シンプルにとんかつ定食のロースにしました。(ヒレと迷いましたがやはりロースでしょう)
肉厚で柔らかいお肉とサクサクの衣に、食べやすさも抜群なソース。
キャベツもシャキシャキで美味しいですし、白米もとても美味しい。
ボリュームも満点で味わいながらこのお店がなくなってしまうことをとてもとても寂しく思いました。
とんかつ亜希は令和3年10月31日で閉店となります。今のうちにぜひ。
令和3年の10月31日で閉店になるそうですし、材料を残せないでしょうから閉店日近くなると頼めないメニューも出てくると思われます。
私が行った時も12時ちょっと過ぎでしたがすでに唐揚げは頼めませんでした。ちょうどちょっと前のお客さんで終わりだったよと店主さんが教えてくれましたが、それぞれ作る量を調整しているんだと思います。
これまで愛用されていた方も、この記事を機に『とんかつ亜希』を初めて知った方もぜひ閉店までに行ってみてください。
Twitterにも投稿したところ結構反響がありましたし、多くの方が閉店情報を聞きつけて行っているようなので現在も混んでいる可能性があります。
行くのであればお店が開店する間近くらいにでも。平日であれば12時過ぎると近くで働いている人が来店するので12時前には入店することをお勧めします。
とんかつ亜希の店舗情報
所在地 | 030-0801 青森県青森市新町2丁目1−16 |
営業時間 | 11時00分~14時00分 17時00分~20時00分 |
定休日 | 火曜日 |
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